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形成外科・皮膚科・小児形成外科

形成外科・皮膚外科・小児形成外科について

形成外科とは、体の表面(皮膚など)に生じた異常や変形、欠損などについて、その機能の回復に向けた治療はもちろん、形(整容面)も整えていく外科です。つまり、外見の治療に重点を置いています。

具体的には、ケガ、ヤケドなどで生じた傷の手当とそれによる傷跡ができるだけ残らない治療のほか、皮膚や皮下にできた腫瘍を切除する手術などを行っています。なお当院では、手術用顕微鏡を使用し高い精度をもって臨んでいくことで、術後の腫れをできるだけ抑え、きれいな仕上がりに努めてまいります。なお、お子さんの手術は、局所麻酔で施術可能な患者に限定しています。

皮膚・皮下腫瘍

粉瘤

粉瘤とは
形成外科・皮膚科・小児形成外科_皮膚画像

粉瘤はアテロームとも呼ばれ、皮下にできる袋状の嚢(のう)胞のことを言います。大きさは数mm~数cmほど(稀に10cm以上になることも)で、内部に皮脂や古い角質など皮膚の老廃物が溜まってゆっくりと大きくなっていき、半球状の腫瘤になります。これを潰すと特有の臭いを伴う粥状の物質が排出されます。原因としては、外傷やウイルス感染などが考えられています。

主に顔、首、背中、耳の後ろ、鼠径部などに発症しやすく、数も単発~多数まで様々です。粉瘤に触れるとしこりを感じます。また見た目がニキビと間違えやすいですが、その真ん中には黒点状の小さな開口部が見られます。嚢胞を破るなどして、炎症を起こすと痛みや発赤が現れるようになります。この状態を炎症性粉瘤と言い、根治切除の前に切開を行い、1-2ヶ月かけて炎症を消退させる必要があります。

ホクロ

ホクロとは

メラニン色素を産出する色素細胞が変化したことで現れる細胞(母斑細胞)の塊がホクロです。形状は平たいものから隆起しているものまで様々で、色も褐色、茶色、黒色、白色など様々あります。

痛みなどの自覚症状はないものの、子どもの頃は平坦だったものが成人になって盛り上がるようになるということもあります。ホクロは基本的には良性腫瘍であるため、見た目が気にならなければ治療の必要はありません。ただ急にホクロができたと思ったら、それがどんどん大きく(5~6mm以上)なっている、色にムラがある、潰瘍があるなどの症状があれば、皮膚がんなどの可能性も考えられますので、一度医療機関をご受診ください。

イボ(尋常性ゆうぜい)

イボとは

皮膚の小さな傷口からヒトパピローマウイルス(HPV:ヒト乳頭腫ウイルス)が侵入し、それに感染することで発生する腫瘤のことを一般的にはイボと言いますが、正式には尋常性ゆうぜいと言います。手足にできやすく、肘や膝など外傷によって発症することもあります。またイボは子どもに発症しやすいのが特徴ですが、成人でも発症することはあります。

発症して間もなくは平たく小さいのですが、やがて大きくなって盛り上がるようになります。また痛みやかゆみという症状はなく、表面はザラザラして硬くなっています。大きさは1cm未満の場合がほとんどです。足の裏に発症した場合は常に圧迫を受けるので盛り上がることはありません。ただ歩くと痛みが出ることもあります。

イボを自らの手で除去したいと思われるかもしれません。このような行為はウイルスを巻き散らし、さらにイボを増やすということにもつながりかねません。また見た目が悪性腫瘍(有棘細胞がん など)と似ていることから鑑別する必要もあります。医療機関を受診するようにしてください。

脂肪腫

脂肪腫とは

皮下にできる腫瘍の中では最も見られる良性腫瘍です。脂肪腫とは、脂肪の一部が皮下(皮膚の下)において腫瘍のように増殖した状態です。つまり脂肪細胞が腫瘍化したものです。これに触れると軟らかい固まりを感じます。大きさは数cmのものもあれば、10cm以上になるものもあるなど様々です。また痛みなどの症状が現れることはありません。40~50代の女性に発症することが多いと言われています。

なお、脂肪腫は大きく2つのタイプに分類されます。ひとつは皮下組織に現れる浅在性脂肪腫で、もうひとつが筋肉の中に発生する深在性脂肪腫です。前者の場合は、背中、肩、おしりに、後者は大腿に発症しやすいという特徴があります。多くは単発性で1つであることがほとんどですが、多発する方もいます。

脂肪腫は良性腫瘍ですが、急に大きくなったという場合は、悪性腫瘍である脂肪肉腫の可能性も考えられるので、鑑別をしておく必要はあります。なお、脂肪腫は自然に消失するということはありません。気になる場合は、切除手術となります。

神経鞘腫

神経鞘腫とは

神経を構成するシュワン細胞と呼ばれる細胞が腫瘍化することで皮下に発生するのが神経鞘腫で、良性腫瘍です。手足や頭部に発症することが多く、脊髄や胸部といった部位でもみられることもあります。

腫瘍が神経や脳を圧迫するようになると症状が現れるようになります。皮膚でみられる場合は、ピリッとした痛みが見受けられ、脳で発生する聴神経鞘腫では、めまい、聴力低下、耳鳴りなどの症状が現れるようになります。良性腫瘍なので経過観察ということもありますが、症状が出ている場合は治療となります。治療は手術による腫瘍の摘出術や放射線療法です。当院では、神経線維を傷つけないよう顕微鏡下に慎重に行っていきます。

ガングリオン

ガングリオンとは

手首や指の関節の周辺あるいは膝に発生するしこりをガングリオン(無色透明なゼリー状の粘液が詰まった腫瘤)と言います。大きさは米粒ほどのものからピンポン玉くらいまで様々で、その硬さも人によってそれぞれです。また若い女性に発症しやすいのも特徴としてあります。発症の原因としてヒアルロン酸の過剰生産などが考えられています。

主な症状はしこりを感じる程度ですが、神経の付近に発生するとその圧迫によって痛みやしびれといった神経症状がみられるようになります。そのまま放置しても自然と小さくなって消えることもありますが、再発することもあります。

見た目が気になる、症状があるという場合に治療(穿刺吸引 など)が行われます。穿刺しても再発を繰り返す症例には手術が検討されますが、再発率がやや高いことがいわれています。

眼瞼黄色腫

眼瞼黄色腫とは

扁平で少々隆起している黄色い結節が上まぶた(上眼瞼)で見られるものが眼瞼黄色腫と診断されます。これは高コレステロール血症の方によく見受けられることが多いとされますが、コレステロール値が正常な方でも発症することはあります。

原因はLDLコレステロールが関係し、LDLが血管外へ漏出して、マクロファージ(泡沫細胞)がこれを取り囲んで堆積することによって眼瞼黄色腫が発症するようになると考えられています。コレステロール値を低下させる薬剤の内服により縮小することがいわれていますが、多くは手術を要します。

脂腺母斑

脂腺母斑とは

頭部の被髪部や顔面に発生する良性腫瘍のことで、出生時や幼少時から現れます。被髪部にて発症すると円形脱毛症のようにみられます。脂腺母斑の表面は、ザラザラした感触で、黄色っぽい状態になっています。また脂腺が発達していく思春期になると顆粒状に隆起するようになり、表面の色も褐色調となっていきます。脂腺母斑の多くは単発性で自然に消えることはありません。成長するに従って母斑も大きくなっていきます。

なお脂腺母斑は良性腫瘍ですが、有棘細胞がんなどの悪性腫瘍の発生母地となり、数十年程度経過すると悪性腫瘍が認められることがあります。

治療は悪性腫瘍の発生が考えられる場合か、見た目をよくしたいという要望があった際に外科的切除が行われます。

皮膚線維腫

皮膚線維腫とは

腫瘍の一種で、皮膚の線維芽細胞(皮下の軟部組織に存在)から作られるたんぱく質(コラーゲン)が蓄積することで発生すると言われています。黒褐色をしており、大きさは直径1cmほどになります。単発の場合もあれば、たくさんの数がみられることもあります。

成人女性に発症しやすく、大腿部や脚にできやすいとされ、触れると硬いこぶのようなものを感じます。自覚症状は、ほとんどありませんが、人によってはかゆみを感じることもあります。

発症の原因は、虫刺され、外傷、特にムダ毛処理の際にカミソリなどで傷ついたといったことが考えられます。

悪性化することはないため、病変が気になって仕方がない、腫瘤が大きくなり過ぎたというような場合以外は、特に治療は行われません。

基底細胞がん

基底細胞がんとは

基底層と呼ばれる表皮の最下層には、基底細胞というものが存在しています。この細胞とよく似た細胞が増殖することで発生するのが基底細胞がんです。

現時点では完全に特定されたわけではありませんが、発症には紫外線が大きく関わっているとされています。しかし、原因はそれ以外にもあると考えられています。なお基底細胞がんは、日本人の皮膚がん患者様の中では最も多いがんではありますが、ほぼ転移することはありません。したがって、生命に影響する可能性もほとんどないと言われています。なお高齢者によく見受けられるのも特徴です。

よくみられる症状は、黒あるいは黒褐色の色をした少し盛り上がった皮膚表面に生じた発疹です。そのためホクロとは見分けがつきにくいということもあります。ただ基底細胞がんの場合は、患部の中央は潰瘍化していて、その周辺は黒くブツブツした結節がみられます。これが主に目や鼻の周りなど顔の部位で発生するようになりますが、痛みやかゆみといった症状はありません。そして数年ほど経過した後、腫瘤を形成するようになるのです。

有棘細胞がん

有棘細胞がんとは

表皮にある有棘層の中の細胞が悪性化してしまうことで発生するがんが、有棘細胞がんです。これは紫外線を長期的に浴び続けるなどすることで発症の可能性を高めるとされるがんです。熱傷瘢痕やケガの傷跡などが発生母地となることもあります。

有棘細胞がんは、紫外線がよく当たる顔、頭部、手、背中といった部位で発生します。主な症状ですが、発症部位から硬いしこりが感じられ、その表面はカサカサしています。形は不揃いで大きくなるとカリフラワー状になっていきます。

さらに病状が進むとその患部が潰瘍化していくほか、細菌が入ると悪臭が鼻をつくようになります。さらにがんが進行するとリンパ節などに転移し、生命に重大な影響が及ぶようになります。

外骨腫(骨軟骨腫)

外骨腫とは

骨軟骨腫とも呼ばれています。骨の一部が何らかの原因によって膨らんでしまい、硬いこぶ状(腫瘤)になって外側に飛び出している状態を言います。ちなみに骨腫瘍のなかでは最も多い良性腫瘍でもあります。およそ半分ほどの患者様は10代で発症するようになります。

外骨腫は、前頭骨、股関節、膝関節、手の骨といった部位でよくみられ、本来であればできるはずのない場所に骨や軟骨ができるようになります。そのため、骨の出っ張りを感じるほか、運動時の痛み、関節が稼働しにくいという症状がでるようになります。原因は特定されていませんが、遺伝が一部関係しているのではないかと言われています。なお同疾患は骨の成長が止まることで腫瘍の成長も止まるようになります。

成人を過ぎても痛みのある腫瘍が増大しているという場合、軟骨を作成する細胞ががん化する軟骨肉腫に悪性化した可能性も考えられるので、速やかに検査をするようにしてください。

ケガ、ヤケド、傷痕

ケガ、ヤケド、傷痕

形成外科・皮膚科・小児形成外科_ケガかヤケド画像

ケガやヤケドを負った、あるいは傷痕ができてしまった場合は形成外科をご受診ください。当院では軟膏や創傷被覆材を用いた保存療法や、縫合・植皮・皮弁術などの外科療法を行います。

縫合とは傷口を縫い合わせることですが、当院では傷痕をできるだけ目立たせず、元の形を復元することに努めています。そのため、これまでの経験で培ってきた手術用顕微鏡を用いる丁寧で繊細な縫合手技を心がけています。皮膚の挫滅が著しかったり、皮膚欠損になったりしている場合は他の部位から皮膚を植皮(身体の他部位から皮膚を採取)する、付近の皮膚をずらして傷口を覆うなどして、見た目と運動機能に影響を与えない最小限の皮膚の犠牲にとどめるようにおたします。

また、顔面骨折(鼻・頬・眼窩底・上下顎 など)をされている場合は、軽傷であれば当クリニックで手術できますが、入院手術を要する時は当院と病診連携している連携病院にて手術をします。

このほかにも当院では、先天性疾患(生まれついての奇形、あざ 等)、皮膚・皮下腫瘍(ほくろ、アテローム(粉瘤)、脂肪腫、ガングリオン など)の切除といったことにつきましても、外科的手法、技術を用いて治療、修復するようにいたします。

形成外科で取り扱う主な症状・疾患

切り傷、擦り傷、噛み傷、刺し傷、皮下異物(ケガによって皮下に硝子や小石などが入って、そのまま傷口が塞がった状態)などによる顔面、手足の外傷、皮膚・軟部腫瘍(ほくろ、あざ、いぼ、粉瘤、脂肪種、ガングリオン など)、顔面の骨折、やけど・瘢痕・ケロイド、巻き爪、眼瞼下垂 など

陥入爪・巻き爪

陥入爪、巻き爪とは

形成外科・皮膚科・小児形成外科_巻き爪画像

何らかの原因によって、足趾(そくし:足のゆび)の爪の両先端部が丸まってしまい、巻いている状態が巻き爪です。なかでも負担がかかりやすい足の親指の爪で起こることが多いと言われています。さらにこの丸まった爪が皮膚に食い込むなどして激痛が伴う状態のことを陥入爪と言います。陥入爪になると、足が痛まない歩き方をするようになりますが、これは他の部位に負担をかけることになるので、足首を痛める、膝痛や腰痛といった原因にもなりかねません。

なお巻き爪や陥入爪を発症させる原因は様々ありますが、主に開張足や外反母趾がある方、履物による圧迫、深爪といったことが考えられます。このほか、爪白癬も爪が肥厚して巻き爪を発症することがあります。

治療は、矯正治療や手術療法など様々ありますが、当クリニックでは手術療法としてフェノール法、矯正治療としてマチワイヤー法を行っています。

フェノール法とは、フェノールという薬品を用いて行う治療法です。再発を繰り返し、炎症を伴っている陥入爪に有効です。まず爪の端の変形している部分を切除し、爪が生えてくる「爪母(そうぼ)」の部分にフェノールを塗布していきます。これにより、食い込んだ部分に再び爪が生えてこなくなるので再発を防ぐことができます。簡便で根治性の高い治療ですが、欠点として爪の幅が狭くなってしまうことがあります。

マチワイヤー法は自由診療ですので全額自己負担となります。これは爪の両端に開けた穴に形状記憶合金製のワイヤーを通し、元に戻ろうとする力を利用して巻き爪を矯正します。なお装着時や矯正中に痛みを感じることはほぼありません。麻酔も必要とせず装着自体も数分です。なおワイヤーは、約5週間の間隔で交換します。完治までの期間は、個人差ありますが約3~8ヵ月となっています。

眼瞼下垂・逆さまつげ

眼瞼下垂

眼瞼下垂とは
形成外科・皮膚科・小児形成外科_まつげ画像

眼瞼(まぶた)が、何らかの理由で日中の活動時においても下がっている状態を言います。目が開けにくい、物が見えにくい、視野が狭いなどの症状が現れ、肩こりや頭痛の原因にもなります。

上眼瞼挙筋の先天的な異常(発育不全や同筋を動かす神経の発達異常 など)による先天性眼瞼下垂をはじめ、いくつかの原因が挙げられますが、多くの症例は加齢やコンタクトレンズの長期装用による上まぶたの腱膜の伸展が原因といわれています。
このほか、脳動脈瘤や糖尿病、脳ヘルニアなどの病気による動眼神経麻痺として眼瞼下垂が出ることや、さらに白内障など眼の手術後に炎症が強く出ることで、上まぶたが開きにくくなるというケースもあります。

当院では最も多く見られる加齢による眼瞼下垂症を中心に手術用顕微鏡を用いたできるだけ術後の腫れが少ない丁寧な手術を行っています。

逆さまつげ

逆さまつげとは

逆さまつげとは、通常であれば外側に向かって生えている睫毛(まつげ)が、内側に生えた状態になることで、結膜や角膜を傷つけてしまっている状態を言います。なお一口に逆さまつげと言いましても、眼瞼内反、睫毛内反、睫毛乱生の3つのタイプがあります。

眼瞼内反は、下まぶたの眼瞼縁が内向きになることで、睫毛が眼球に接触している状態です。原因としては加齢による眼瞼の筋肉の退縮などが考えられます。睫毛内反は、眼瞼の向きは正常であるものの、まぶたの皮膚の余剰や皮下脂肪が多いことによって睫毛が内側を向いている状態を言います。睫毛乱生も眼瞼の向きは正常ですが、睫毛の一部の生え方が不揃いなことによって眼球が傷つけられている状態を言います。原因としては、外傷や潰瘍、眼瞼縁炎などが挙げられます。

逆さまつげによって睫毛が角膜に触れることで、異物感、流涙、羞明、充血、痛みといったものが現れ、重度の場合は視力障害がみられるようになります。

下肢静脈瘤・下肢うっ滞性潰瘍

下肢静脈瘤とは

形成外科・皮膚科・小児形成外科_下肢静脈瘤画像

下肢静脈瘤とは足の静脈に発症する疾患で、瘤(こぶ)のようにボコボコと足の血管が浮き出ている、もしくは足の皮膚が変色するなどの症状がみられている状態です。これは、足の静脈に備わっている血液の逆流防止弁が何らかの原因によって適切に閉じられなくなることで、血液が足の静脈に溜まってしまい、血管が次第に拡張しボコボコとした状態になるのです。

発症の原因は、長時間の立ち仕事、加齢、出産・妊娠、脂質異常をはじめとする生活習慣病、喫煙習慣などが挙げられています。

下肢静脈瘤の代表的なものは伏在型静脈瘤と呼ばれるもので、足の太い血管(伏在静脈)で発症します。主な症状は、足がだるい、重い、攣るといったもので、ボコボコした血管が太ももの内側からふくらはぎの内側や裏側にかけてみられるようになります。さらに症状が進行すると、足の皮膚に異常がみられる合併症を引き起こします。もっとも進行した合併症は下肢うっ滞性潰瘍で、すねの内側の皮膚がえぐれ赤黒い潰瘍が見られるようになります。出血しやすい状態で、異臭を放つこともあります。軟膏を始めとする保存療法では完治は困難で、外科手術を要します。

もうひとつのタイプは伏在静脈瘤より細い血管で発症する下肢静脈瘤で、さらに側枝静脈瘤、網目状静脈瘤、蜘蛛の巣状静脈瘤に分けられます。

主な症状はひざ裏やふくらはぎの血管(静脈)が赤紫や青色に変色し、それが皮下から浮かび上がり網目、または蜘蛛の巣のような模様がみられるようになりますが、静脈(血管)がこぶ状になったり、痛みやかゆみといった自覚症状は出ません。そのため伏在静脈瘤のように速やかに治療が必要ということはありません。ただ、見た目の悪さをなんとかしたいという思いから治療を望む患者様も多くいます。ただ、その場合は保険適用されませんので全額自己負担となります。

治療について

下肢静脈瘤の治療は血管内焼灼術、ストリッピング手術、硬化療法などありますが、当院では日帰り手術で血管内焼灼術を行います。手術後から歩行可能で痛みも少なく、通常翌日から日常生活が送れます。

血管内焼灼術とは

この治療法は、伏在静脈瘤に対して行われるもので2011年に健康保険が適用されてから一般的となりました。

血管内にカテーテルを挿入し、レーザーあるいは高周波を使用することで、逆流を起こしている血管(静脈)を内側から焼いていくことで閉塞させます。

閉塞させる静脈は表在静脈(大伏在静脈・小伏在静脈)ですが、静脈の働きの大半を担うのは深部静脈であり、あらかじめ深部静脈機能に異常がないことを超音波検査で確認しています。したがって表在静脈を閉塞しても正常な静脈をたどって血液は心臓へ戻ります。このため脚が軽くなり、むくみや夜間の攣りが軽減されます。そして閉塞した血管(表在静脈)はしだいに吸収されていきます。

翌日に包帯等を除去し、以後は2週間毎に来院し、経過が良好であれば3ヵ月後に再来院して終了となります。
また、昨年伏在静脈に接着剤を注入して閉塞させる治療が日本でも認可、保険適用となり、麻酔がほぼ不要で負担の少ないこの治療が今後普及していくものと思われます。当院でも対応する準備を進めています。

副耳・耳瘻孔・耳介の変形

耳介の変形について

形成外科・皮膚科・小児形成外科_みみ画像

当クリニックでは耳介の変形、副耳、耳瘻孔など耳の異常につきましても診療いたしますので一度ご受診ください。

耳介とは、いわゆる耳たぶです。先天的な(生まれつきの)耳介の変形には、副耳、耳瘻孔、折れ耳、埋没耳、立ち耳などがあります。

副耳とは

耳の穴の前などに発生するイボのようなもの(ヘソのように凹んでいる形もある)で、左右どちらにもできたり、1つの耳に複数存在することもあります。なお副耳は出生1,000に対して15の割合で発症するとされ、それほど珍しいということはありません。

なお副耳によって、何らかの症状(痛みやかゆみなど)が現れることはありません。そのため美容的な面から切除することがほとんどです。

副耳は耳介軟骨とつながっていることが多く、皮膚のみの切除や結紮術では小さな隆起が残りやすいため、軟骨を含めて摘出し形態を整える手術が望ましいでしょう。

耳瘻孔とは

先天的に耳の穴の周囲に小さな穴が存在している状態が耳瘻孔です。孔の深さは数mmから1cmを超えるものまで様々で、管状になった孔の先端は耳介軟骨で終わっています。胎児期に耳介を形成する際に何らかの異常が起きて発生したのではないかということが考えられています。

耳瘻孔は片側のみとは限らず両側にできることもあります。孔の中で感染を引き起こすようになると、孔の周囲が赤く腫れる、孔から膿が出るようになって痛みも伴うようになります。炎症を繰り返すと耳前部や耳後部に膿瘍(不良肉芽)が現れるようになります。

治療について

耳瘻孔は自然と塞がることはありませんが無症状ならば治療の必要はありません。感染を来した場合は、抗生物質を使うなどして治療を行います。感染を何度も繰り返している場合は、摘出手術を行います。概ね小学校高学年であれば、局所麻酔下の摘出手術が可能なので日帰りで行うこともできます。ただ、幼少時で行うのであれば全身麻酔を使用するケースが多いので、数日の入院が必要になります。

フットケア・糖尿病性壊疽・虚血性足病変

形成外科・皮膚科・小児形成外科_フットケア画像

足には原因も病態も様々なトラブルが生じます。当クリニックは水虫(足白癬)やたこ、うおのめ、巻き爪(陥入爪)などのフットケアにも注力しています。

特に糖尿病患者においてフットケアは重要です。糖尿病の合併症のひとつに足病変があります。糖尿病患者の足は血管が損傷し血流が悪く、神経が障害を受けているという局所要因に加えて、免疫も低下してきています。そのため、足のちょっとした傷も重症化しやすく、水虫や巻き爪(陥入爪)、タコなどをきっかけに足が壊死(組織が死ぬ)してしまうこともあります。

このような状況を防ぐべく、当クリニックでは糖尿病患者には定期的にフットケアを行い、早期に発見して重症化を予防していきます。また、ご家族の方や看護をされている方とも協力し、早期発見と正しいケアに努めていただき、そもそもの原因である糖尿病の治療も含め、包括的に行っていきます。

また、虚血性足病変である閉塞性動脈硬化症(ASO)にも注力しています。ASOは動脈硬化が進行して、足の動脈に狭窄や閉塞をきたす病気です。これを放置すると足を切断しなければならなくなることもあります。同疾患は、発症して間もない頃は症状が出にくいですが、しびれや足先が冷たいといった感触がみられるようになるほか、ちょっとした傷がなかなか治りにくいというのもあります。さらに病状が進むと間欠性跛行(歩いている最中に足が痛くなって歩けなくなるが、しばらく休むと歩けるようになる。このパターンを繰り返す)がみられ、次第に安静時でも足が痛むようになり、やがて足の潰瘍や壊疽がみられてきます。

動脈硬化を招く原因の多くは、糖尿病、高血圧、脂質異常症といった生活習慣病がきっかけになることが大半です。そのため、これらの病気、またはその予備軍の方は、フットケアについても併せて受診されるようにしてください。

褥瘡・難治性潰瘍

当クリニックでは、褥瘡や難治性潰瘍の診療も行っています。

褥瘡

褥瘡とは
形成外科・皮膚科・小児形成外科_寝たきりの老人画像

一般的には床ずれと呼ばれています。寝たきり状態など体を自由に動かせない方に起こりやすい症状で、ご自身で寝返りが打てず床の中で同じ姿勢のまま動かないため、体の一部分にのみ持続的に圧力がかかります。長時間この状態が続けば血流が悪くなり、皮膚や皮下組織が壊死するようになります。お尻、太もも、かかと、ひじなど骨が突出している部位に多く見られます。

発症して間もない頃は皮膚に赤みがみられる程度ですが、そのまま放置が続けばその部分は水ぶくれになり、それが破れることで皮膚がジュクジュクする、あるいは潰瘍になるという症状が見られ、酷い場合は皮膚がえぐれて骨まで露出します。また、感染を併発すると発熱なども現れ、敗血症となって生命に影響が出ることもあります。

治療はまず体の一部分にだけ圧が加わらないように定期的に体の向きを変える、除圧クッションを使うなどの予防対策が大切です。皮膚症状がある場合は、壊死組織を除去し、新鮮な肉芽を増やして潰瘍を埋めるように、家族や訪問看護師などと協力しながら専門的な治療を行います。

難治性潰瘍

難治性潰瘍とは

難治性潰瘍とは、潰瘍が慢性化してしまい治りにくくなっている状態を言います。
原因として、外傷、褥瘡(床ずれ)、糖尿病性潰瘍、放射線潰瘍(放射線治療を受けた患者様にみられる潰瘍)、静脈うっ滞性潰瘍、膠原病やリウマチに合併する潰瘍といったものがあります。

また潰瘍の治癒が妨げられる因子として、低栄養、感染、ステロイドや免疫抑制剤の服用、機械的刺激といったものもあります。難治性潰瘍が発症しやすい部位は、下腿や足です。これらの部位は、組織に余裕がないほか、起立や歩行によりうっ血を生じやすく、他の部位に比べ血流が悪化しやすいので、一度潰瘍が生じると治りにくくなってしまいます。

治療は、まず潰瘍の原因・誘因、治癒を妨げている要因を解明し、取り除いていきます。さらに併行して全身管理もしっかり行うようにします。それでも改善効果がないという場合、外科的治療が検討されます。

ニキビ

ニキビとは

形成外科・皮膚科・小児形成外科_ニキビ画像

ニキビは、皮脂の分泌が活発となっていく13~20歳頃に多く見られますが、成人でも不摂生な生活習慣を続けていると発症します。

皮脂の過剰な分泌と毛穴の詰まりが引き金となって起きると言われています。皮脂が毛穴に詰まるようになると面皰(めんぽう)という白ニキビになり、ニキビ菌(アクネ菌)はこれを栄養源にして増殖します。その際に見られる膿を含んだ赤いブツブツなどが、赤ニキビになります。これは皮脂の分泌が多い顔、胸、背中によく見受けられます。症状を悪化させると袋状のしこりや痕が残るなど、将来的に大きな影響が出ることもあります。

治療について

治療法は様々あります。例えば、抗生物質や硫黄製剤といった外用薬、ビタミン剤・ホルモン剤、漢方薬などの内服薬などがあります。

まず医師が患者様の症状の程度などを見て、適切とされる治療法を選択していきます。また、日頃からスキンケアもしっかり行うことが大切です。そのため、当クリニックではニキビ用のスキンケア用品も多数取り揃えておりますので、ご関心のある方はお気軽にお問い合わせください。

また生活習慣も見直すことも大切です。具体的には、栄養バランスのとれた食事に努める、睡眠不足を解消させる、できるだけストレスを溜め込まないといった対策も必要です。

飛田給プライマリクリニック
診療科目
形成外科・小児形成外科・皮膚外科・一般内科・整形外科
住所
〒182-0036 東京都調布市飛田給1-11-1-1F
電話
042-444-1715
アクセス
飛田給駅徒歩3分
駐車場あり
日・祝
9:00~12:00 診療 診療 診療 診療 診療
14:30~15:30 手術
往診
手術
往診
手術
往診
手術
往診
診療
15:30~18:00 診療 診療 診療 手術 ※診療

※土曜日午後の診療は17時までとなります。